●『友』インターネット速報 2008年4月15日 No.331●

ソマリア、ポリオ撲滅に歴史的な勝利

3月25日、世界ポリオ撲滅推進計画(GPEI)は、アフリカ東部の国ソマリアで、1年間ポリオの症例が報告されていなかったことを発表。暴力と貧困、基本的な公共設備の欠如をも乗り越え、この国は再びポリオのない国となりました。
ソマリアでは2002年に一度ポリオが撲滅されたものの、 2005年に再び、ナイジェリアで発生した野生型ポリオウイルスが飛び火して228件の症例がみられました。それを受け、1万人以上のボランティアと保健員が、安全性に乏しい地域の5歳以下の子どもたちに短期間に経口ポリオワクチンを投与。地域社会の人々からの力強い支援もあって、地球上で最も危 険な国の一つとされているソマリア全域において180万人以上の子どもにワクチンが投与されました。世界保健機関(WHO)の東地中海地域事務局局長・フセイン A. ゲザリー博士は「この歴史的な偉業は、たとえどんなに厳しく困難な環境であってもポリオの撲滅が可能であることを証明してくれました」と話します。
残されたポリオ常在4か国のうち、アフガニスタンについては、2月にWHOがウイルスを同国南部だけに食い止めることに成功したと発表。 アフガニスタンとパキスタンにおけるポリオ症例数の合計は、2007年の全症例のうちの5%を占めていましたが、インドとナイジェリアより先にポリオを撲滅できる可能性が高まっています。

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